LEGO®のライブラリーを解凍するのに時間がかかった・・・・
過去の記事で、LEGO®のモデリングソフトを3つ程度紹介しました。
他にもいくつかモデリングソフトがあるようですが、現状、Studioが一番使いやすそうな感じです。
3DCGソフトなどで読み込ませたい
データとしてLEGO®を組めるとわかるとBlenderなどのような3DCGソフトで取り込んで、わちゃわちゃと映像として作りたくなると思います。mecabricksにおいては、アニメーションとして作成する機能が備わっているようですが、ブラウザによるアプリのためインターネットに接続しておく必要があります。
一般的には、この手のデータを3DCGソフトで読み込ませる方法として、STEP形式、STL形式などに変換したものを読み込んで編集するかと思います。しかし、この方法だと、LEGO®の色や素材などを引き継ぐことができません。
そこで、LEGO®のデータを引き継げるLDraw形式で保存する方法があります。LDraw.orgというLEGO®が関係しているのではなくLEGO®のパーツをデータとしてライブラリーやソフトウェアを提供している団体です。こちらでもモデリングソフトを配布しているのですが、ちょっと使いづらくて諦めました。
2020年以降のライブラリーのアップデートがないので、最近の新しいLEGOパーツには対応していないのでうまく読み込めないものもあるかと思います。
BlenderでLDrawデータを読み込む
そこで、Blenderでの読み込み方法を解説します。
LDrawパッケージをインストール
下記サイトからパッケージをダウンロードし、インストールを行います。
もしくは
Parts(Library)データだけでも問題ないです。ダウンロードしたら、解凍をします。
Blenderのプラグインをインストール
Githubにて、Blenderのプラグインをダウンロードし、インストールを行います。
Blenderのプラグインのインストールは割愛します。他のプラグインと同じなので。
Blenderプラグインの設定
GitHubのページにも書かれていますが、データをインポートする画面でpartsがあるディレクトリ上位フォルダのアドレスを下図の赤枠に指定する必要があります。(1度設定すればそのまま引き継がれます。)。これは、LDraw形式のデータを取り込む際の部品データの呼び出しに使われるようです。他の設定はよくわからないですが、初期設定のままで問題なさそうです。
ちなみに、parts単体(.dat)でも呼び出すことができました。
LDraw形式の読み込み
今回は、Studioで出力したLDrawのデータを読み込みました。読み込み手順は、BlenderのインポートからLDrawを選択するだけです。
色合いは、Blender側の設定なので無視することとして、おかしな点があります。Studioで出力したものは以下のようになるはず。
色々、パーツが足りない。猫と腕などです。
????と思い、mecabricksで同じデータを読み込んでみました。
これも何かおかしい。足がないし、腕がないし猫と木が上下反転。
勝手な憶測ですが、MacabricksとLDrawの持っているパーツのライブリー番号がおかしいようでした。パーツナンバーとライブラリーのナンバーなどを照らし合わしたら若干違っていました。これは、LEGO®パーツにプリントされているイラストにも同じことが言えるようです。
これはちょっと困った。Studioの吐き出す際のデータがおかしいのか、読み込む側がおかしいのか・・・。
奥の手としては、おかしいパーツデータに関しては、該当するパーツを直接ライブラリーから呼び出して配置し直すのが一番かなと思います。
または、LDraw形式に拘らず、STLやSTEP形式で取り込んでBlender側で着色してしまうのもいいかと思います。
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